令和4年11月朔日 月次祭 宮司講話より

本日は11月朔日の月次祭にご参列をいただきましてありがとうございます。11月は霜降る月。日の短かさを実感します。この月といえば七五三を思い浮かべる方もおられるかもしれません。しかし11月は神祭りの一番重要な月でありまして、天皇陛下自らが天神地祇の全ての神々にごちそうを捧げお祈りになるという新嘗祭がございます。テレビなどで天皇陛下が自ら田植えや稲刈りをする御姿をご覧になったことがあるかと思います。なぜ陛下自らが稲作りをなさるかという解説はありませんが、縄文時代末期に大陸から稲と鉄器をもってわたってきたいわゆる弥生人がその稲をこの国に広め弥生時代に入りますが、神話では天照大神が瓊瓊杵尊が地上に天降りられるときに稲穂を渡してこれを糧にしなさいとお渡しになる天孫降臨の神話があります。

これを糧としなさいといったのが稲であるということです。伊勢神宮では10月に神嘗祭という大変重要なお祭りがありますがそのお祭でも陛下は稲を捧げます。神宮にお祀りされている天照大御神は皇室の祖先神であり、日本の総氏神です。神祭りが天皇の一番のお役目であります。その陛下のお心を心として我々神職は各神社で11月23日に新嘗祭を執り行います。我々は天皇を頂いている民であるのですが、あまり自覚はありません。もっと誇りをもつべきだと思います。2千年以上の長きにわたって万世一系の天皇を戴いている国柄であるということです。そのことをお心にとどめて頂きましてこの月を過ごしていただきたいと思います。

最後になりますが、皆様の益々のご健康をお祈りいたしましてごあいさつとさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。