令和5年 6月朔日 月次祭 宮司講話より

今月の祭典のご案内をさせていただきます。皆様方鳥居のところに看板があったとお気づきだと思います。夏越祭というような祭りがございます。夏を越えるお祭り、大祓というお祓いの儀式を合わせたお祭りでございます。

令和2年からちょっと規模を小さくしておりましたが、元に戻ることになりました。祭典は17時からですけれども、16時半から、神楽殿前にてお囃子があります。そして神事が終わります大体1745分ぐらいだと思いますけれども、神楽殿にて、ミニコンサートがございます。和楽器を中心とした5人のメンバーでの演奏です。浄めそばという夏蕎麦を振る舞いますけれども、それを召し上がりながら、音楽を楽しむという趣向になっております。

お蕎麦はご存じのように健康食品であります。食することによって体の中のですね、不要な物をだして、清めるということで「浄めそば」と名付け、200食ほど準備をさせていただきます。初穂は500円ですね、お祓い料も含めてお納めをいただきたいというふうに思っております。どうかそうした儀式に参加しまして、厳しい夏を乗り切っていただきたいというふうに思っております。

 大祓の詞(ことば)という1000年以上も前から伝えられてる祝詞を奏上して諸々の祓を行います。元々はですね、国家の儀式でありました。国の形が整いしばらくすると、お役目は初心を忘れます。怠慢が出てきたり、不正があったり、そのゆるみでそういう不浄なものがたまっていく。それを半年に1回ですね全て水に流し、きれいにする儀式、それが今の夏越の祓いとそれから年越しの祓い、年2回のお祓いとして今日に伝えられています。どうぞご参加いただき、無事息災に夏越しをしていただきたいと思います。本日はご参列、誠にありがとうございました。